競馬予想 第54回 毎日杯(GV)
かつては「東上最終便」とされ、裏路線丸出しの波乱が多かったが、最近は皐月賞前に中山を経験することを重視しない(それどころか嫌がる)関西馬が増え、それなりの実力馬がここをステップとして選ぶので、極端な波乱は少ない。1番人気は〔5・1・1・3〕。3着以下4頭中3頭はマイラー血統の外国産馬であり、距離不安のない馬が1番人気なら好走確率は高い。
マイラー血統の外国産馬が1番人気だと危ないということは、スタミナが要求されるということ。連対20頭中17頭は1800M以上に勝ち鞍があり、他の3頭中2頭はブライアンズタイム産駒。この血統(ロベルト系)はかつての気菊花賞血統であり、スタミナ勝負には定評がある。
また連対20頭中7頭はダートで勝っていた。ロベルト系でもなく距離実績もなかったユートピアもダートで勝っていた。ダート実績はスタミナの裏づけになることがある。
連対20頭中13頭は前走1着。負けていてもいいのは前走が1800M以上の重賞かダートの場合。
関東馬が〔1・6・0・14〕で、関西の、しかもスタミナが要求される重賞では珍しく(勝ち切れないが)健闘している。前走ダート1800Mか芝2000M以上で1着の関東馬は〔1・4・0・1〕。