競馬予想 第14回 平安S(GV)
京都ダート1800Mは「外枠不利」のコース。雨が降れば馬場の中ほどが走りやすくなって外差しも利くが、良馬場では外枠は苦しい。7〜8枠は計〔4・1・2・33〕だが、良馬場なら〔1・0・1・18〕。勝ったのは逃げた馬だけだった。
外枠から勝った唯一の馬が逃げた馬だったように、(内が有利なので)逃げ・先行馬が圧倒的に強いレース。連対20頭中15頭は4コーナー3番手以内だった。このレースで差して4〜5着だった馬がフェブラリーSで巻き返すことが少なくないように、力のある差し馬でも間に合わない。
枠順と位置取りが結果に大きく影響するので、過去の実績や前走成績がアテにならない。そのため、1番人気〔2・0・4・4〕、2番人気〔2・1・3・4〕、3番人気〔1・2・1・6〕と、人気馬がハンデ戦並に不振。
いわゆるグレード別定で、GT勝ち馬は3キロ増、GU勝ち馬は2キロ増。背負っている馬は格上なのだが、58キロ(4歳牡馬のGT馬と5歳以上牡馬のGU勝ち馬)は〔0・0・0・12〕、59キロ(5歳以上牡馬のGT馬)は〔0・0・0・3〕と3着もない。GTやGUを勝ちながらこのレースに出ている馬には何か問題があるのか、GTへ向けての叩き台に過ぎないと考えたい。