競馬予想 第44回 アルゼンチン共和国杯(GU)
施行時期の変遷はあったが、東京の長距離重賞として長年親しまれている。
昨年はフルゲート18頭で馬連万馬券。多頭数で検討が難しい番組になれば、すんなり収まることはほとんどない。好走しそうな人気馬が伸びず、意外な伏兵が頑張ることが多い。
昨年はオープン馬が上位を占めたが、格下馬の馬券絡みが目立つ。注目したいのはオープンでの実績よりも距離実績。東京志向の最近9回で、2100M以上勝ちのあった連対馬は18頭中15頭。例外3頭中2頭にも何らかの長距離好走経験があった。良績が2000Mまでの馬では厳しい。
一昨年は50キロのテンジンムサシが2着。ハンデ重賞ではイメージほど軽量馬が活躍しないが、このレースでは53キロ以下の馬が3着以内27頭中12頭もいる。一方、トップハンデ馬は苦戦。連対は一頭だけで、昨年も59キロのデルタブルースが5着に終わっている。
追い込み馬の逆転に要注意。4コーナー10番手以下から届いた連対馬は6頭。前残りの年もあるが、スローで上がりが速くなっても差し馬が伸びてくるケースが多い。
波乱のハンデ戦ではあるが、ローカル重賞との違いは連対馬の年齢。最近9回のうち6歳以上馬で3着以内は5頭。4〜5歳の連対馬は11頭、3歳馬も健闘している。ベテランは減点が必要だ。