競馬予想 第41回 フィリーズレビュー(GU)
チューリップ賞は「1番人気の勝率は低いが人気薄の台頭も少ない」レースだが、こちらは1番人気の信頼度は高いが人気薄の台頭が目立つ。1番人気は〔5・2・1・2〕だが、2〜3番人気は計〔3・3・4・10〕で、5〜7番人気が計〔2・5・3・20〕。
連対20頭中15頭は前走1〜3着(10頭は1着)で、2着や3着でもいいのは前走が阪神JF、クイーンS、紅梅Sだった場合。他の5頭は5〜7番人気で、したがって「前回凡走馬」が穴をあけていることになる。ただし、この5頭は「前走1〜3番人気」か「2走前オープン1着」だった。前走1〜3番人気ということは2走前(全馬3着以内かGT出走)が好内容だったということだから、「連続凡走後」だと苦しい。
3勝以上馬は〔3・1・2・6〕。3着以下8頭中4頭がファンタジーSの勝ち馬だった点が目立つ。他では小倉2歳Sやラベンダー賞、フェニックス賞、すずらん賞といった2歳夏の1200M勝ち馬がかなり消えている。「早熟の短距離馬」という戦歴だと、かなり危ない。
1勝馬は6連対だが、6頭中5頭にはオープン2〜3着があった。「人気薄の台頭が目立つ」とはいえ、まったくの格下は通用しにくい。